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介護現場の申し送りをスムーズにする方法と実践ポイント

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はじめに

こんにちは、ナックです。今回は介護施設での申し送りの方法について記事にしました。申し送りが苦手な方の手助けになれば幸いです。

私も新人時代、申し送りがとても苦手でした。話が長くなりすぎたり、要点がズレたり、大事なことを伝え忘れたりして、先輩職員に注意されて落ち込むこともありました。そこで、今回は介護施設の申し送りをスムーズに行う方法について解説していきます。

申し送りの基本と要点

介護施設の申し送りは勤務交代時に行われます。前の時間帯(夜勤)の職員から次の時間帯(早番)の職員へ、介護記録をもとに口頭で情報を伝えることが基本です。

介護記録は基本的にすべての職員が目を通すため、特に重要な事項を確実に伝えることが大切です。私は申し送りの際、次の5つの要点を意識していました。

申し送りの5つの要点

  1. 利用者様の体調面で特変があったことの報告
    • バイタルサインの異常
    • 頓服薬の服用状況
    • 食事・睡眠・排便の状況
  2. 業務で行った内容の報告
    • 特変時の対応内容
  3. 次の時間帯で行ってほしい対応
    • 看護処置の依頼 など
  4. 事故やヒヤリハットがあった場合の報告
  5. その日の予定や利用者・家族からの連絡・要望
    • 外出・通院予定 など

この5つを意識することで、伝え漏れを減らし、申し送りを効率化できます。

申し送りをスムーズに行うコツ

① 5W1Hを意識する

いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」を意識することで、相手に分かりやすく伝えられます。

例: 「昨日の23時頃、居室で〇〇様が熱発し、嘔吐しました。原因は不明ですが、感染の疑いも考えられます。念のため感染の対応を実施し、看護師に報告していますので対応お願いします。」

② 結論や重要なことを先に話す

報告の際は結論から話すことで、相手がすぐに要点を把握できます。

例: 「昨日〇〇様が熱発し嘔吐しました。念のため感染の対応を実施し、看護師に報告していますので対応お願いします。」

③ 事実と推測を混同しない

申し送りでは事実と推測を分けることが大切です。曖昧な情報ではなく、明確な事実を伝えましょう。

例: 「〇〇様が朝から活気がなく食欲がありません。バイタル測定を実施し、看護師に報告します。」

まとめ

介護施設の申し送りは、人によって得意・不得意がありますが、基本の要点を押さえ、コツを掴むことでスムーズに行えます。

  1. 申し送りの5つの要点を意識する
  2. 5W1Hを活用し、分かりやすく伝える
  3. 結論から話し、事実と推測を混同しない

このポイントを押さえることで、申し送りの質が向上し、より良い介護サービスの提供につながります。

ぜひ、日々の申し送りで実践してみてください!