“パパも育休を!男性育児休暇の実際とそのメリット”
はじめに
こんにちは、ナックです。
私は子どもが生まれたとき、約4か月の育児休業を取得しました。
取得する前は、
「仕事を長期間休んでも大丈夫だろうか」
「収入はどのくらい変わるんだろう」
「職場にはどう思われるだろう」
といった不安もありました。
それでも実際に育休を経験してみると、仕事をしているだけでは分からなかった育児の大変さや、家族と一緒に過ごす時間の大切さを実感しました。
そして、この経験は自分の仕事や暮らしについて考え直すきっかけにもなりました。
この記事では、私が約4か月の男性育休を取得した経験から、取得前に感じた不安、育休中の生活、仕事に復帰して感じたことを紹介します。
※育児休業制度や給付制度は改正されることがあります。本記事の制度に関する内容は厚生労働省の情報を参考にしています。実際に制度を利用する際は、勤務先や厚生労働省などで最新情報をご確認ください。
男性の育休取得は増えている
男性の育児休業は、以前と比べてかなり身近なものになってきました。
厚生労働省の「雇用均等基本調査」によると、男性の育児休業取得率は2024年度調査で40.5%、2025年度調査では50.9%となっています。
私が育休を取得した頃と比べても、男性が育休を取得する環境は少しずつ変化していると感じます。
私が約4か月の育休を取得した理由
私が育休を取得した背景には、当時の家庭の状況がありました。
コロナ禍の影響もあり、妻が実家に帰省することが難しく、家庭のなかで一緒に育児をしていく必要がありました。
そこで、約4か月の育休を取得することにしました。
実際に育児中心の生活を始めてみると、想像していた以上に大変でした。
おむつを替えたり、食事の準備をしたり、夜に子どもの対応をしたり。
一つひとつは小さなことに見えても、それが毎日続きます。
仕事をしていた頃とは、時間の流れ方そのものが変わったように感じました。
そして何より、
「育児は、誰か一人が頑張ればいいものではない」
ということを実感しました。
育休を取る前に不安だった「お金」のこと
育休を考えたとき、私が特に気になったのが収入でした。
仕事を休む以上、
「生活費は大丈夫だろうか」
という心配があります。
一定の要件を満たす雇用保険の被保険者には、育児休業中に育児休業給付金などが支給される制度があります。通常の育児休業給付は、原則として休業開始から通算180日までは休業開始時賃金日額の67%、その後は50%という仕組みです。
さらに、2025年4月から「出生後休業支援給付金」が始まりました。
一定の要件を満たす場合、最大28日間について13%が上乗せされ、通常の育児休業給付と合わせて給付率80%となります。厚生労働省は、社会保険料の免除や給付金が非課税であることなどを考慮し、これを「手取り10割相当」と説明しています。
ただし、誰でも育休中ずっと80%になるわけではありません。
取得時期や期間、雇用保険の加入状況などによって条件が異なるため、自分の場合にいくら受け取れるのかを事前に確認することが大切です。
私自身、育休中は収入だけでなく支出について考える機会も増えました。
子どもが生まれると、育児用品など、それまでなかった支出も出てきます。
育休を考えるときには、給付金だけを見るのではなく、家庭全体の収入と支出を一度整理しておくと安心だと思います。
職場にはいつ伝えた?
私の場合は、早い段階で上司に相談して、仕事の調整を進めました。
育児休業は原則として休業開始予定日の1か月前までに申し出る仕組みです。一方、出生直後に取得できる「産後パパ育休(出生時育児休業)」は別の制度で、原則として休業開始予定日の2週間前までに申し出ます。
制度上の期限とは別に、実際の職場では業務の引き継ぎなどもあります。
そのため、取得を考えている場合は、可能な範囲で早めに勤務先へ相談しておくと準備しやすいと思います。
私自身、
「男性がこんなに長く休んだら、どう思われるだろう」
という不安もありました。
しかし実際には、背中を押してくれる上司や同僚もいました。
周囲の協力があったからこそ取得できた部分も大きかったと思います。
実際に育休を取って分かったこと
1.育児の大変さは、実際にやってみないと分からなかった
これは一番大きかったです。
子どもの生活に合わせながら一日を過ごす。
夜も思うように眠れない。
予定どおりに進まないこともある。
実際にその生活のなかに入ったことで、それまで自分には見えていなかった育児の負担が見えるようになりました。
「手伝う」というより、自分も子育てをする一人なんだという意識が強くなったと思います。
2.子どもと過ごす時間が増えた
仕事をしていると、平日に子どもと過ごせる時間には限りがあります。
育休中は、朝から夜まで子どもの変化を見ることができました。
もちろん大変なこともありました。
それでも今振り返ると、とても貴重な時間だったと思います。
3.夫婦で話すことが増えた
育児では、
「今日はどうする?」
「これはどちらがやる?」
など、夫婦で話し合う場面が増えました。
育休を取ったからといって、すべてが楽になるわけではありません。
それでも、家庭のことを二人で考える時間を持てたことには大きな意味がありました。
育休から仕事に復帰して感じたこと
約4か月仕事を離れていたため、復帰直後は仕事の感覚を取り戻すのに少し時間がかかりました。
自分が休んでいる間にも職場は動いています。
業務の変更や新しい情報を確認しながら、少しずつ仕事のペースを取り戻していきました。
一方で、育休を経験したことで仕事に対する考え方にも変化がありました。
以前より、
「限られた時間のなかで仕事をする」
ということを意識するようになりました。
仕事だけで一日を考えるのではなく、その先には家庭での時間があります。
仕事と家庭の両方を含めて、自分の暮らしを考えるようになったこと。
これは、私が育休を経験して感じた大きな変化の一つです。
これから男性育休を考えている人へ
育休の取り方に、一つの正解があるわけではないと思います。
家庭の状況も仕事も、必要な期間も人によって違います。
だからこそ大切なのは、制度を知ったうえで、
「自分たち家族はどうしたいのか」
を話し合うことではないでしょうか。
勤務先への相談、利用できる制度や給付金の確認、家計の整理、家庭での役割などを早めに話し合っておくと、準備を進めやすくなります。
制度は改正されることがあるため、実際に取得するときには最新情報を確認してください。
制度の確認先: 厚生労働省「育児・介護休業法について」 / 厚生労働省「育児休業等給付について」
まとめ|育休は、自分の「暮らし」を考える時間になった
約4か月の育休は、決して楽な時間ではありませんでした。
育児の大変さを知り、思うようにいかないことも経験しました。
でも同時に、子どもと過ごし、家族について考え、自分の働き方を見直す時間にもなりました。
福祉の仕事をしていると、日々「誰かを支えること」を考えます。
でも仕事を離れれば、私たちにもそれぞれの暮らしがあります。
家族と過ごすことも、自分の働き方を考えることも、自分自身の暮らしを育てていく時間です。
育休を経験したことで、私はそのことを改めて感じました。
NACK CARE WORKSでは、仕事だけではなく、こうした一人の生活者としての経験も「暮らす」のなかで大切にしていきたいと思います。
出典・参考資料
- 厚生労働省「育児休業制度特設サイト」
- 厚生労働省「育児・介護休業法について」
- 厚生労働省「育児休業等給付について」
- 厚生労働省「出生後休業支援給付の簡易診断」
