はじめに
こんにちは、ナックです。今回は緊急時に救急車を呼ぶ際の電話のやり取りについてお伝えします。緊急時は誰でも焦ってしまうものですが、事前に知識を持っておくことで、冷静に対応できるようになります。
救急車の呼び方
多くの施設では緊急時の対応マニュアルがありますが、実際に119番に電話をする際にどのようなことを聞かれるのか、不安に思う方も多いでしょう。私自身も最初に救急車を呼んだときはとても焦りました。
今回は、その経験をもとに、具体的な救急車の電話でのやり取りをマニュアル化しました。聞かれる内容は基本的に決まっているため、一度シミュレーションしておくと安心です。
緊急時の電話の流れ
① 119に電話をかける
(対象者の情報が分かる資料が手元にあると良い)
消防「火事ですか、救急ですか?」
→ 「救急です。」
② 住所の確認
消防「住所はどこですか?目印はありますか?」
→ 「特別養護老人ホーム○○です。住所は〇〇県〇〇市〇〇区○番地○です。近くに〇〇区のコンビニがあります。」
*住所だけ伝えると、目印を確認されることがあります。
③ 状況の説明
消防「どうしましたか?」
→ 「私たちが支援している〇〇代の男性が、20時頃に胸の痛みを訴え、倒れました。声かけ反応なし、意識が消失しているため、現在もう一人の職員が呼吸確認を行っています。」
*バイタル測定の結果、顔色、呼吸、意識、チアノーゼ、冷や汗の有無など、具体的な情報を伝えましょう。
④ 通報者の情報
消防「あなたの名前と連絡先を教えてください。」
→ 「ナックです。〇〇○ー〇〇〇〇(施設の電話番号)です。」
その他の質問
状況によって、以下のような質問をされることがあります。
- 「特定の病気や服薬している薬はありますか?」
- 「詳しい状況はどうですか?」
- 「かかりつけの病院はどこですか?」(病院側に受け入れ確認をするため)
- 「家族に連絡はしてありますか?」
答えられる範囲で正確に伝えましょう。
まとめ
このマニュアルを参考にして、緊急時でも落ち着いて対応できるよう準備しておきましょう。
- 119番通報時に聞かれる基本的な流れを把握する
- バイタルや症状を具体的に伝える
- かかりつけ病院や既往歴が分かるとよりスムーズ
何度かシミュレーションしておくことで、実際の緊急時に役立ちます。
いざという時に冷静に対応できるよう、ぜひ参考にしてください!