はじめに
介護現場でよくある「入浴拒否」。
「お風呂に入りましょう!」と声をかけても、「嫌です」と頑なに拒否されることは少なくありません。
新人職員の方は、「どう対応すればいいの?」「無理に入浴させるべき?」と悩むことも多いでしょう。
この記事では、無理なく利用者さんの気持ちに寄り添いながら、自然に入浴へ導く方法を具体的な声かけ例とともに紹介します。
1. 入浴拒否の理由を知ることが第一歩
入浴拒否の理由は人それぞれです。まずは、その背景を理解することが大切です。
よくある入浴拒否の理由
✅ 寒い・暑い
✅ 体調が悪い
✅ 羞恥心がある
✅ 入浴が面倒に感じる
✅ 移乗が不安
拒否する背景を知ることで、適切な対応がしやすくなります。
2. 「お風呂に入りましょう」と言わない!スモールステップで進める
いきなり「お風呂に入りましょう」と声をかけると、拒否されやすくなります。そこで、小さなステップを踏んで、徐々に入浴へ誘導することが効果的です。
ステップごとの対応と声かけ例
🔹 ステップ1:「着替えを用意しましょうか?」
→ まずは「入浴」ではなく「着替え」に意識を向ける。
🔹 ステップ2:「体調の確認」
→ バイタル測定を実施しながら体調を確認。コミュニケーションで信頼関係と安心を。
🔹 ステップ3:「今日は寒いですね。足を温めませんか?」
→ まずは手浴や足浴から始め、気持ちよさを感じてもらう。
🔹 ステップ4:「少しだけお湯に触れてみませんか?」
→ 「お湯加減を試す」ことで、自然と浴室へ誘導できることも。難しい場合は清拭等の代案を提案してみよう。
💡 ポイント: その人が「心地よい」と感じるところからスタートすることが大切!
3. 拒否されたときの対応方法
「それでも拒否されたらどうする?」という場面もありますよね。無理に押しつけず、次のように対応するとスムーズです。
✅ 時間をおいて再チャレンジ
→「また後で考えてみませんか?」と余裕を持たせる。
✅ 別のスタッフにお願いする
→ 相性の良いスタッフが対応すると、受け入れやすくなることも。
✅ 日を改める
→ どうしてもダメなときは、無理せず翌日以降に持ち越す。
✅ 入浴以外の方法を提案する
→ 手浴や足浴、蒸しタオルで拭くなど、他の方法を提案。
無理に入浴を促すのではなく、「快適に過ごせる方法」を一緒に考える姿勢が大切です。
まとめ|新人職員が押さえるべきポイント
✅ いきなり「お風呂に入りましょう」と言わない!
✅ スモールステップで、少しずつ入浴へ近づける。
✅ 拒否の理由を探り、無理強いしない。
✅ 「手浴や足浴」などの代替案も活用する。
新人のうちは「何としても入浴させなければ!」とプレッシャーを感じることもありますが、大切なのは利用者さんの気持ちに寄り添うことです。
少しずつ信頼関係を築きながら、安心して入浴してもらえるよう工夫してみてくださいね!